身長の測り方|家で正確に測る手順と朝夜の違い
家で身長を正確に測るには、壁を背に立ち、頭に本を直角に当てて印をつけ、床から測ります。正しい手順と、朝と夕方で約1cm変わる理由も説明します。
2026年10月9日

家で身長を測るには、素足で壁を背にして立ち、頭のてっぺんに本のような硬くて平らなものを壁と直角に当てます。本の下の辺が壁に当たる位置に印をつけ、床から印までをメジャーで測れば、それが身長です。身長は朝のほうが高く、夕方までに1cm近く低くなることがあるので、比べるときは毎回同じ時間帯に測ります。
用意するもの
- 硬い床。じゅうたんや畳のように沈む床は避け、フローリングなどの上で測ります。
- 巾木(壁の下の出っ張った板)がない、まっすぐな壁かドア。巾木があるとかかとが壁につかず、体が前に傾きます。
- 硬くて平らなもの。厚めのハードカバーの本や、木の定規、三角定規など。
- 鉛筆か、壁を汚したくなければ付箋やマスキングテープ。
- 金属製のメジャー。布のメジャーは伸びるので、身長には向きません。
- 手伝ってくれる人がいると、より正確です。
測る手順
- 靴と靴下を脱ぎます。帽子、ヘアピン、まとめ髪のように頭の高さを変えるものも外します。
- 壁を背にして、足をそろえてまっすぐ立ちます。ひざを伸ばし、腕は体の横に下ろし、肩の高さをそろえます。
- かかと、お尻、背中、後頭部を壁につけます。体の形によっては、4か所すべてがつかないこともあります。その場合は、無理に押しつけなくてかまいません。
- 前をまっすぐ見ます。あごを上げたり引きすぎたりすると、頭のてっぺんの高さが変わります。
- 手伝う人が、本を壁に直角に当てたまま下ろし、頭のてっぺんにしっかり乗せます。髪のふくらみは軽く押さえる程度にします。
- 手伝う人は、目の高さを本と同じにしてから、本の下の辺が壁に当たる位置に印をつけます。上や下から見ると、印の位置がずれます。
- 測られる人が壁から離れ、床から印までを金属製のメジャーでまっすぐ測ります。
- 0.1cm(1mm)単位で記録します。
もう一度同じ手順で測り、2回の数字が数mm以内なら、その平均をとると安定します。大きく違うときは、姿勢か本の角度がずれているので、測り直してください。
身長計と同じしくみ
健康診断で使う身長計は、柱に背中をつけて立ち、水平なバーを頭のてっぺんまで下ろして目盛りを読みます。家で測る方法は、このバーの代わりに本を使い、柱の代わりに壁を使うものです。本が壁と直角になっていれば、身長計とほぼ同じ条件で測れます。健康診断の数字と家で測った数字が1cm前後違うときは、測った時間帯と姿勢の違いをまず疑ってください。
ひとりで測るとき
ひとりでも、同じ道具で測れます。壁を背に立ち、本を頭の上に乗せて、本の背を壁にぴったり押し当てます。本を壁に押さえたまま、頭をそっと下げて本の下から抜け出し、本の下の辺に印をつけます。本が傾くと数字が変わるので、本の下の辺が床と平行になっているかを確かめてから印をつけてください。
朝と夕方で身長が変わる理由
背骨の骨と骨のあいだには、クッションの役目をする椎間板があります。起きて立ったり座ったりしているあいだは、体重がかかって椎間板の水分が少しずつ押し出され、背骨がわずかに縮みます。寝ているあいだは圧力が減り、水分が戻ります。そのため、身長は朝が一番高く、夕方にかけて低くなります。
コロンビアの若い成人55人を朝6時から夕方6時まで測った研究では、1日のうちに平均9.4mm低くなりました。低くなる量は朝のうちが一番多く、全体の約60%が朝6時から10時のあいだに起きていました。
| 時間帯 | 1日の低下に占める割合 | 平均9.4mmで換算 |
|---|---|---|
| 6時〜10時 | 約60% | 約5.6mm |
| 10時〜14時 | 約10% | 約0.9mm |
| 14時〜18時 | 約30% | 約2.8mm |
換算の列は、平均9.4mmに割合を掛けた計算値です。低くなる量には個人差があります。
子どもの成長を記録するときや、健康診断の数字と比べるときは、毎回同じ時間帯に同じ方法で測ると、時間による違いが混ざりません。特に朝は数字が動きやすいので、「毎朝起きて身支度をしたあと」や「夕食の前」のように、測る時刻を決めておきます。
よくある測り方のミス
- 本が傾いている: 本の下の辺が斜めだと、壁側の印が高くも低くも出ます。
- 巾木やじゅうたんの上で測る: 体が前に傾いたり、足が沈んだりして、数字が変わります。
- メジャーがたるむ: 床から印まで、壁に沿ってまっすぐ引きます。
- 髪を強く押しつぶす、または浮かせる: 本は頭の骨に当たるまで下ろし、軽く押さえる程度にします。
アプリで高さを測る
iPhoneで身長をすばやく確かめたいときは、Measuring Tapeの「高さ」ツールも使えます。床を認識させてから、かかとの位置でタップし、iPhoneを上に傾けて頭のてっぺんでもう一度タップすると、高さが表示されます。線は垂直に保たれるので、真正面に立たなくても測れます。使い方は高さを測るアプリで説明しています。

高さツールはプレミアムの機能で、無料トライアル付きの週間プランか年間プランで使えます。AR計測はおおよその数字をつかむもので、ミリ単位まで正確ではありません。成長の記録や書類に書く身長は、この記事の本と壁を使う方法で測ってください。iPhoneの標準アプリ「計測」でも、LiDARスキャナ搭載モデルなら人の身長を測れます。詳しくはiPhoneの「計測」アプリの使い方を見てください。
出典
- Measuring Children’s Height and Weight、CDC(米国疾病予防管理センター): 家で身長を測る手順(靴や髪飾りを外す、巾木のない壁、4か所を壁につける、本や定規を壁と直角に当てる、目の高さで印をつける、0.1cm単位で記録)。
- Diurnal Variation of Height in a Colombian Young Adult Population、International Journal of Morphology(2014): 若い成人55人で1日の身長低下が平均9.4mm、その約60%が6時〜10時に起きたこと。


